2009年10月29日木曜日

国のインフルエンザに対する対応

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新型インフルエンザの流行

国の新型インフルエンザに対する対応には疑問がある。

舛添要一前厚労相は、事あるごとにメディアを通して説明を行っていた。

しかし、政権交代以降、長妻厚労相がメディアで説明した記憶が無いのだ。


それぞれに考え方の違いがあるだろうし、一概に長妻大臣を批判するつもりは無いのですが、メディアを通した説明回数を増やすべきではないかと感じるのです。


厚労省はWEBサイトで説明している

政権交代以降、厚労省や長妻厚労相が新型インフルエンザを軽く扱っている訳ではない。

ちゃんと厚労省のWEBサイトで、説明を行っています。

インターネットの普及により、テレビやラジオによる広報からインターネットでの広報活動にシフトしただけなのかも知れない。


しかし、お年寄りなどインターネットを利用していない世帯では、大切な情報が得られないと言う事態になっていないか心配だ。


メディアの怠慢

電波利用料で優遇されているテレビやラジオは、その社会的責任として、厚労省のWEBサイトの内容を自主的に取り上げて報道する事も重要な事なんじゃないかと思うし、その協力体制を構築する努力も必要だと思う。

しかし、批判していても始まらないので、当ブログでは厚労省のWEBサイトにリンクを貼る事で、少しでも新型インフルエンザの対応を紹介したいと思います。


厚労省・新型インフルエンザ関連のWEBサイト

新型インフルエンザ対策関連情報

上記のサイトに行けば、

  • 新型インフルエンザに関するQ&A
  • 【動画】新型インフルエンザ あなたの?に答えます(予防編)
  • 【動画】新型インフルエンザ あなたの?に答えます(受診と療養編)
  • 新型インフルエンザワクチンQ&A
  • タミフルの服用の際に、気をつけていただくこと

など、綺麗にまとめてあります。

厚労省のWEBサイトを利用して、新型インフルエンザの情報を入手し、適切な対応をしたいものです。


メディアの対応

メディアの対応は、悪戯に不安を煽るような内容で、新型インフルエンザを過剰に報道していたが、厚労省が発表するような内容が非常に少ない。

タレントの感想や不安などより、厚労省が発表する内容を詳細に報道するべきなんじゃないかと思います。

2009年10月28日水曜日

羊頭狗肉(ようとうくにく)とは

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衆院本会議

28日の衆院本会議で、谷垣禎一自民党総裁が新政府は「羊頭狗肉」だと指摘した。

最近は、四文字熟語を活用して、国会の質疑や答弁を行う事が流行している。

悪い事とは言わないけど、中国の故事に由来する四文字熟語を使って、国民に真意が伝わらなかったらどうするんだろう。


羊頭狗肉の意味

羊頭狗肉は、「ようとうくにく」と読む。

看板には羊の頭を掲げながら、実際には犬の肉を売る意。見かけと実質とが一致しないことのたとえ。見掛け倒し。羊頭を掲げて狗肉を売る。

などの意味です。中国の書物「晏子春秋」に記されています。


新政府は羊頭狗肉なのか

政権発足後40日程度で、新政府の実力を計るのは、些か早計な気がします。

谷垣氏は、野党としての質疑なので、多少大げさに言ったのかも知れませんが、たしかに「羊頭狗肉」とは上手い事を言ったと思います。

あくまでも上手い事言った程度で、現時点で新政府の力を計ろうとするのは早過ぎる。

良い所も悪い所も、今後ボロボロ出てくるんですから、評価はこれからの新政府を観察してからでも遅くは無いでしょう。


臥薪嘗胆

そういう意味では、自民党は「臥薪嘗胆」しなきゃいけない時なんですよね。

臥薪嘗胆は、ご存知のとおり呉王・夫差と越王・勾践の故事に由来する言葉です。

国会で四文字熟語合戦も面白い

国会で四文字熟語合戦も面白いと思うのですが、国民に伝わらなければ意味が無いし、知識を自慢しているだけって印象も残る。

国会中継をみている国民に伝わり易いように工夫するのも大切じゃないかと思います。

それに、政治家として必要な故事に由来する四文字熟語は「切磋琢磨」ですよね。

切磋琢磨は「友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。」という意味で使われる事が多いのですが、本来の意味は中国の「詩経」という書物に紹介されています。

切磋琢磨

衛という国の名君・武公は、常日頃から全ての臣下に「自分を諌めて欲しい」と言い続けた。
家臣や民衆は、その政治姿勢を敬い、詩を作った。
「匪たる君子あり、切るが如く磋るが如く、琢つが如く磨くが如し」
常に戒めを求め、研鑽に励んだ君子の努力を称えた詩である。

切磋琢磨の語源は、武公の君主としての努力の様子である。

いまの政治に欠けているもの

私なんかが偉そうに言える立場ではないのですが、今の政治に欠けているものは、衛王・武公のように常に戒めを求め、研鑽に励む事ではないでしょうか。

2009年10月14日水曜日

戦国武将列伝 本多忠勝と鍋島直茂を追加

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戦国武将列伝 製作作業その2

戦国武将列伝の製作が続いている。
今回公開したのは、本多忠勝と鍋島直茂です。
双方とも、少ない兵力で大軍に挑み、見事撃破すると言うエピソードをもつ武将です。

57度の合戦に参加して、かすり傷さえ負った事がない本多忠勝は、豊臣秀吉に「東に本多忠勝、西に立花宗茂あり」と称された天下無双の勇将。

鍋島直茂は、大友軍8万にたった300の兵力で夜襲をかけ、敵将・大友親貞を見事討ち取った猛将です。
秀吉は、鍋島直茂を「天下を取るには知恵も勇気もあるが、大気が足りない」と評価したそうです。

本田忠勝
徳川四天王・十六神将・徳川三傑に数えられ、家康の功臣として現在も顕彰されている。 「家康に過ぎたるものは二つあり、唐の頭に本多平八」と賞賛された名将です。

鍋島直茂
元亀元年、佐賀城は大友氏八万の大軍に攻められた。佐賀城には3000の兵力しかなかった。鍋島直茂はこの絶体絶命の窮地を脱するには、敵の大将・大友親貞の陣を夜襲するしかないと献策し、僅か17騎で城を抜け出します。

2009年10月12日月曜日

オバマ大統領のノーベル平和賞受賞について

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オバマ大統領

バラク・オバマ氏が大統領に就任したのは、2009年1月の事だ。

第44代アメリカ合衆国大統領。

アフリカ系のアメリカ人としては、初めての大統領。

恒例の米大統領選は、やたら長い期間選挙活動を行うし、世界的にも注目を集めるので、1月の就任式の時には、バラク・オバマの知名度は非常に高かった。


オバマ大統領のノーベル平和賞受賞

バラク・オバマ大統領が誕生して9ヶ月。

世界的に評価が高いプラハの演説から6ヶ月。

ノーベル平和賞の選考理由は、有名なプラハでの演説が評価された。

しかし、まだ実績が無く、プラハの演説内容も実現していない。

その事を取り上げて、今回のオバマ大統領のノーベル平和賞の選考を疑問視する人も多い。


米国では賛否両論

米国では今回の受賞の評価が分かれている。

ホワイトハウスには、今回の受賞でアフガニスタンへの米軍追加増派は困難になったと評価する人もいるようだ。

確かに選考理由がプラハの演説のみだったら、世界最大の軍事力を保有する米国の首に、鈴を付けたと考える事も可能です。


キング牧師を尊敬する者の評価

私は、キング牧師を尊敬している。

当ブログのタイトルだって、キング牧師の言葉から頂いているのだ。

私は、バラク・オバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領に就任した事で、キング牧師の夢の第一歩が踏み出されたと大変喜んだ。

よって、私の個人的な考えでは、肌の色に関係なく大統領に就任したバラク・オバマ氏は、大統領就任という事実だけで、ノーベル平和賞受賞に値するし、彼を大統領に選んだ米国民全てに与えられた賞だと考えている。


プラハの演説も選考理由の一つだと思うが、キング牧師の夢の実現に向けて第一歩を踏み出した全ての米国民に対して与えられた賞だと考えてもいいのではないだろうか。

米国民の代表として、オバマ大統領が受賞したという選考理由の方が、ノーベル賞の価値を高める事に繋がると考えます。


2009年10月11日日曜日

戦国武将列伝 高橋紹運と島左近を追加した

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戦国武将列伝の政策が続いています

今回は高橋紹運と島左近を追加しました。
このブログは、管理人の夢など、テーマを選ばずに、思いつくままに更新する予定だったのに、戦国武将列伝の製作と紹介ばかり書いているような気がする。

戦国武将の中でも、好きな武将ばかりピックアップしているので、楽しいです。

出来るだけ、間違いがないように調べなおしたりしていると、新たな発見などがあり、これもまた楽しいです。

戦国武将列伝 今回の追加

高橋紹運
高橋 紹運(たかはしじょううん)は、たった763名で岩屋城に立て篭もり、島津軍五万(二万とする説もある)を引き寄せて、島津軍に3000人以上の死者を出させるという凄絶な篭城戦を展開し、最後は「かばねをば岩屋の苔に埋めてぞ、雲井の空に名をとどむべき。」と辞世の句を残して散った大友氏の武将です。
島左近
島左近は、石田三成に仕えた戦国武将です。 石田三成が、甲賀の水口城・四万石の城主になったとき、島左近に二万石を与えて家臣にした。 近江では「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城」と謡われたという。

2009年10月8日木曜日

戦国武将列伝を製作開始

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戦国武将列伝

戦国武将列伝というWEBサイトを製作開始しました。

有名な戦国武将や織田信長、上杉謙信と言った戦国大名も好きなんですが、大友氏の代表的な武将・立花道雪や高橋紹運、尼子氏再興を願い三日月に祈った山中鹿介、石田三成の家臣で鬼左近と呼ばれた島左近など、戦国武将の中でも名臣・忠臣にスポットを当てたWEBサイトを作りたいと以前から考えていました。

製作開始

戦国武将列伝は、私が選ぶ戦国武将百人という内容で作りたかったので、サブタイトルは私が選ぶ戦国武将ベスト100とした。

好きな武将ばかりを選んだので、順番は付けられないとランキング形式にはしないことにしたが、やはり好きな順番で公開していくことになりそうだ。

第一回目の公開

第一回目の公開は、トップページと立花道雪、山中鹿介の3ページを公開しました。
今後、週一回のペースで3人ずつ公開していけたら良いなと考えています。

戦国武将列伝
戦国武将が大好きな管理人が、独断で選ぶ戦国武将ベスト100です。 個人的には、武勇に優れ忠誠心が強い武将が好きです。 知名度や勢力などは完全に度外視し、偏見に満ちた選考基準です。
立花道雪
立花道雪は、若いときに落雷を受け、下半身不随になったと言われている。この時、雷の中にいた雷神を斬り、その刀に雷切と名づけ生涯傍らに置いていたという伝説もある。
山中鹿介
山中 鹿介(山中 幸盛)は、尼子氏の再興を願い、守り神である三日月に「我に七難八苦を与え給え」と祈ります。 優れた武勇の持ち主で、美男子であった。「山陰の麒麟児」の異名を持つ。

2009年10月3日土曜日

2016年のオリンピックはリオデジャネイロに決定

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オリンピック招致問題

2016年の夏季オリンピック開催地が、リオデジャネイロに決定しました。

東京も候補地の一つだったので、個人的には残念だと思うのですが、東京オリンピックに反対する人たちも大勢いたのも事実です。


オリンピック招致のメリット

オリンピック招致に成功しても、限られた予算内で開催する訳ですから、人件費や物価が異常に高額な日本で行うより、人件費や物価が安価な都市で開催するほうが費用対効果に優れているという事は間違いないでしょうね。

IOC委員の選択は冷静かつ公平に行われたと思います。

南米初のオリンピック開催ですから、リオデジャネイロ以外の南米の都市も喜んでいるんじゃないかと推測します。


アジア開催

残念な結果でしたが、日本で開催するなら地方都市が好ましいのではないかと思います。

しかし、やはり物価の事を考えると、アジアで開催するならジャカルタやハノイ、クアラルンプールなどの都市で開催されるべきなんだろうなと思います。

治安や設備を心配する人も多いと思いますが、オリンピックを控えた都市は治安強化をするだろうし、過去の事例を見ても治安が不安視された都市でも、開催直前までには治安が良くなっている。

治安の悪さはサッカーのワールドカップやオリンピックの招致に関しては、ネガティブな要素とはいえないばかりか、逆にポジティブな要因になると思います。


オリンピックの経済効果

オリンピックの経済効果は、会場や設備に投下される費用だけに留まらず、開催中に訪れる人の数が激増する為に多方面に拡大する。

しかも会場や設備に関しては、先進国の企業がお金や技術を持ち込むので、開催地が利する面は大きいと思う。

お金の場合、使ってしまえば終わりなので一過性のものであるが、技術の場合はキチンと取得すれば何度でも使える打ち出の小槌である。

発展途上国にとって、先進国がもたらす技術は打ち出の小槌なのだ。


リオデジャネイロに流れる込む資金と技術

リオデジャネイロにとって、今回のオリンピック招致に成功した事は、今後先進諸国からの資金流入と技術提供を勝ち取った事に等しいという側面を持っている。

もちろん、ブラジルは国を挙げてリオデジャネイロの治安強化をするだろうし、今後リオデジャネイロの治安が良くなる事は約束されたようなものです。

犯罪組織にとっては招かざるイベントかも知れませんが、貧困から開放される人たちも増加するので、犯罪組織を解体して、オリンピックビジネスに参入する人たちも増えるでしょう。


東京が選ばれなかった事は残念ですが、充分評価に値する決定だったと思います。