2012年11月23日金曜日

立て篭もり事件

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愛知県で信用金庫に刃物を持った男が立て篭もるという事件がおきました。

犯人は「野田佳彦首相は辞めろ」とか言ってたそうですが、野田首相は衆院解散を16日に宣言したばかりです。なんなのでしょう?訳が判りません。

野田総理に辞めて欲しいと思っていた人は、16日の解散でスッキリしていると思っていたんですが、スッキリしてない人もいたんですね。

野田総理は14日に「16日に解散します」という異例の予告解散を行った訳ですが、それでも解散のニュースを知らない情弱が存在するんですね。というか・・・本当は政治になんか興味が無い人なんでしょうね。

政治には興味が無いんだけど、まあ皆が「野田首相辞めろ!」って言ってるもんだから、「じゃあ俺も!」ってノリで信金を襲撃し立て篭もったんでしょう。しかし、そんな理由で立て篭もり事件なんか起こされたんじゃ、人質になった人はタマランでしょうね。



犯人の本当の目的がなんなのか?そんなの判りっこないんですが・・・迷惑だから立て篭もりなんか辞めて欲しいと思います。

野田総理に「首相を辞めろ!」って言う前に、「お前が立て篭もりを辞めろ!」って話です。

しかも、すでに衆院解散してるのに・・・

こんな馬鹿げた事件が起こるのも、年末だからって事でしょうか。



とにかく、人質が全員無事に生還で切る事を祈って止みません。



こんな事件が起きる背景には、民主党政権の杜撰な政治があったと言わざるを得ないんですが、野田総理は前の二人(鳩山・菅両氏)と比較すれば、随分マシな総理だったと思うんですが・・・違うのかな?

というか・・・前の二人と比較するなら国民の大半が立派な人物に映ると言うトリックがあるんですが・・・

やっぱり年末だからという理由が一番しっくりくるような気がします。

2012年11月18日日曜日

上泉信綱と清水宗治を追加しました。

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戦国武将列伝の構築を再開しました。

暫く放置状態だったけど、はやくBEST100を完成させなきゃな。と思っています。

今回追加したのは2ページです。

まだまだ先の長い作業ですが・・・頑張って続けていきたいと思います。

2012年11月17日土曜日

自公連立政権に維新の会が強い発言力を持って参加しそうだ

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昨日、今後の政局を予想していたんですが・・・

昨日のエントリは⇒民主・自民ともにズッコケて、自・公に維新・みんな・太陽あたりが加わる超大連立政権が誕生しそうだ

早速、太陽の党が解党し、維新の会に吸収されるようだ。

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_549481

オイオイ!展開速すぎるだろう。太陽の党なんてつい先日立ち上げたばっかりじゃないか!速攻で解党とは・・・

私が予想していたのは、維新・太陽・みんなの党が独立したまま自民・公明の連立政権に参加するという読みだったんですが、その前に少数政党同士で合併するとは・・・

しかし、自公連立に加わる事が前提なら、各々独立を保ったままより、少数政党を合併して参加した方が、連立政権での発言力は増すと思います。

石原氏も橋下氏もなかなか強かな政治家です。

少数政党で連立に参加するよりも

政治って数の力がモノを言う世界ですよね。特に政権内での発言力はモロ数の力です。

例えば自民党ですが、自民党内には大小さまざまな派閥がありました。その中で発言力が強いのは、より多くの議員を抱える派閥でした。



連立政権の場合も、より多くの議員を抱える政党または派閥が強い発言力を持つのは明白です。

自民・公明の連立政権に参加するのであれば、少数政党は合併して少しでも多くの議員を抱える政党にならなきゃ政権内で強い発言力を持つ事は出来ません。各々が独立した政党で参加するより、少数政党同士が合併して、大きな政党になって連立政権に参加するほうが、連立政権内での発言力は強くなる。

太陽の党も維新の会も「そんな事は百も承知」なので、合併する事に抵抗は無かったのでしょう。

正しい判断だと思います。

第三極が強い発言力を持つと・・・

第三極と呼ばれる少数政党にとって、合併戦略は現実的で間違いない選択ですが、自民党や公明党にとっては「ちょっと都合が悪い」事態かも知れません。

自公連立政権に、それなりに強い発言力を持つ政党が加われば、公明党の発言力は相対的に低下するし、自民党内の派閥も同じです。公明党や自民党内の派閥の発言力は、相対的に低下する訳です。

自公連立政権も「我々の発言力が弱くなるのは困るので、第三極の新政党はお断り!」って訳にはいかないので、苦しいところです。第三極の参加がなければ過半数に達しないのですから、受け入れざるを得ないんですよね。

今頭を悩ませているのは、第三極の連中ではなく、第三極を連立に参加させて、衆議院の過半数確保を狙っていた自民党・公明党のリーダー達かも知れません。

最終的には

最終的には、自民・公明プラス第三極の構図は変わりませんが、第三極は私が予想したものより、強い発言力を持って新政権に参加する事になりそうです。

2012年11月15日木曜日

民主・自民ともにズッコケて、自・公に維新・みんな・太陽あたりが加わる超大連立政権が誕生しそうだ

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14日に野田総理が16日衆院解散を表明しました。
民主党政権になって・・・というより、それ以前からですが、我が国の経済は冷え込んでいます。
経済が低調なのに増税を決めるんだから、世論が衆院解散を求めるのも無理はない。

民主党は寄せ鍋政党

民主党が政権を維持するのは不可能だろう。そもそもこの政党は、TPP問題・原発を含むエネルギー政策・経済政策・被災地の復興などなど、全く党内でまとまっていません。スタンドプレーに走る議員や、離反・離党する議員の寄せ鍋政党ですから国民も信用出来ないでしょう。
しかし、マイナス要素の寄せ鍋って・・・如何にも不味そうなんだが、そんな政党に期待した人も多かったんですよね。残念です。

自民党

民主党がダメなら自民党政権に戻すのか。それを決めるのは有権者です。
今回は安倍晋三氏が新総裁になって、期待値はあがっていると思います。特に拉致問題などの関係者は大いに期待してるでしょう。
それに野党を経験した事で、大きく成長した若手議員もチラホラ散見出来るので、自民党は得票を伸ばすことになるでしょう。しかし、過半数もしくは公明党との連立で過半数を超えるとは思えない。自民党・公明党の連立政権も復活する事はないでしょう。

維新の会など・・・

今回の衆院解散でニンマリしてるのは、「維新の会」「みんなの党」「太陽の党(石原新党)」あたりの政党でしょう。特に維新の会なんて、ゼロからのスタートなんだから1議席でも確保出来たら上等なんですが、追い風が吹きまくってるので5~10議席くらいは確保しそうです。もしかするとそれ以上かも知れません。
とにかく大躍進が約束されてるようなものですから、維新の会の橋下市長はニンマリしてると思いますよ。
しかし、保守なのかリベラルなのか、今ひとつハッキリしないのも維新の会の特徴です。維新の会が、私の想像以上の躍進を遂げたらどうなるんでしょう。
私自身は「道州制」を望んでいるので維新の会が頑張ってくれる事は有難いんですが・・・「原発には反対!」という維新の会の発言力が大きくなりすぎたら・・・日本の経済は厳しい局面になると思います。
現状のように火力発電フル稼働を続けるのは無理です。火力発電だってメンテナンスが必要だし、休止期間が必要なんです。ぶっ壊れて燃え尽きるまでフル稼働なんで発電施設はありえないんですよね。再生エネルギーだって問題は多い訳だし、今すぐに主力になるとは考えられない。経済の事を考えるなら原発は必要不可欠だと思うんですよね。
経済ばかりを優先しても問題があると思うけど、経済を全く意識しないような理想論は無意味です。
二宮尊徳(金治郎)は「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」と言ってるように、原発の危険性を無視して、経済優先で国民の安全を脅かす原子力発電を続けるのは罪悪だけど、経済を無視して原子力発電廃止を訴えるのは寝言に過ぎないと思います。
しかし、日本維新の会が国政に影響力を持ち出すと、原子力発電の存続は難しそうです。

結論

民主党・自民&公明党のどちらも過半数超えは難しいでしょう。
民主・自民・公明の大連立になるか、それとも自民・公明に維新の会・みんなの党・太陽の党辺りが加わっての連立政権になるのか。
今のところ、民・自・公連立よりも自民党を中心として、公明・維新・みんなの党・太陽の党が連立を組む超大連立の可能性が高いと思います。小沢さんの「国民の生活が第一」も、民主党より自民党に近づくと思います。
とてつもない連立政権が完成するので、これはこれで問題も出るでしょう。まず、政策がまとまらない。まとまったら簡単に実行できる為、監視役の野党の責任は重いです。ところが、二大政党の一翼と考えられている民主党は惨敗した後で空中分解するのが明白。マイノリティーの味方・社民党では力不足。超大連立政権が誕生すれば、政権の暴走を止める役割りは確かな野党・共産党だけになってしまう。
いまの日本共産党に、超大連立政府の暴走を止められるのか?甚だ疑問です。
余りにも不甲斐ない野党ばかりだと、政治が暴走する可能性が出て来るんだよな。なかなか難しい世の中になりそうです。

2012年6月16日土曜日

橋下市長への違和感とエネルギー政策

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以前のエントリで大阪ダブル選挙の話題に触れましたが、最近になって橋下市長や大阪維新の会の考え方に違和感を覚えだしました。

考え方は人それぞれなんだし、私だって「自分自身の考え」があります。
考え方なんて他人と一致する事もあれば誰とも一致しない事も多々ありますよね。

ですから、橋下市長や維新の会の考え方と、私自身の考え方が違ったとしても、今回ほど違和感を感じる事なんて無いんですが・・・

今回に限り激しい違和感を感じたのは、恐らく原発関連の話題だからだと思います。

なぜ橋下市長は「脱原発!大飯原発再稼動反対!」の発言をしたのか?
世論に背景にしたポピュリストならではの主張だったのでしょうけど・・・

世論を背景にした主張であったならば、なぜ土壇場になって「怖気づいた」とコメントし、再稼動容認の立場になってしまったのか?

関西地区の場合、原発無しの電力供給量では必要な電力需要には程遠い事など最初から判りきっていた事なのに、土壇場まで「再稼動反対」の主張を繰り返し、ギリギリになって容認するというブレ幅が大きかったからだと思うんですよね。

ポピュリストって奴は世論を反映するだけで、己の判断とか見識を必要としないんだろうか?

私自身は、我が国のエネルギー政策としてはベストミックスという戦略がベストだと考えていますので、原発も必要だと考えています。
原発立地県に住んでいますし、玄海原発からは20キロほどの距離です。

原発立地自治体には、原発関連の雇用・助成金等々のメリットがあるのも事実です。
だからといって「原発利権が云々」という意見には賛同できません。

原発関連の雇用は、インフラの整備・維持に始まり、各施設の建設・建築や保全、さらには定期検査の為に他の地域から出張してくる作業者の宿泊施設など多岐に渡ります。
それらを含めて「利権だ」・「利権構造だ」というのであれば、他の電源施設だって同じ事が言えるでしょう。

火力発電だってインフラ整備・建設・建築・維持管理費は必要です。
水力発電だって似たようなものです。しかも揚水発電は発電というより蓄電といったほうが正しい。

風力に至っては、騒音・低周波による健康被害を慢性的に垂れ流しているし、バードストライク等による故障や強風時には使えないという問題を抱えています。

太陽光発電は採算ベースに乗らないし、地熱発電など他の発電方法は今から建設しなきゃダメなので実用化は数年から十数年後になるでしょう。

私にとって「原発利権をナントカしろ派」の人たちの言い分は、「原発の利権を他の利権団体によこせ!」といってるようにしか感じられません。
原発関連のインフラ・建設・建築・維持管理費が、火力・水力など他の発電施設の費用に変わるだけの事です。まさにクレーマーの論理なんですよね。

ただし、現在のように火力・水力・原子力の3つの発電に依存した政策ではダメだと思います。

三本柱といえば毛利元就の「三本の矢」をイメージして、万全の体制のように考えがちですが、電源喪失がどんな影響を与えるか考えれば、三本柱では不安でしょうがない。

せっかくベストミックスというベストな戦略を持っているんですから、三本柱ではなくさらに多くの発電をバランスよく行うべきでしょう。

安全率を20%程度と考えるならば、100万キロワットの需要があるなら120万キロワットの発電能力が必要で、120万キロワットの内訳は原子力、火力(石油・石炭)、火力(天然ガス)、水力で各20万キロワット、太陽光、地熱、風力で各10万キロワット、その他の発電(新技術を含む)で10万キロワットという具合に分散させるべきです。

事故等のリスクを分散させる事により、万が一の事態に陥っても電力が不足しないようなシステムにしなきゃダメだと思うんですよね。

各発電への依存率が20%を超えないシステムにしなきゃ、何か不測の事態が起きるたびに電力が不足する事態に陥ってしまいます。

現代社会はそういう複雑な問題を抱えている訳だし、誰もがエネルギー問題は重要だと感じているはずです。

今回の橋下市長の行動は、彼の原発に関する知識・電力需要に関する認識不足が招いた迷走だと言わざるを得ません。

特に原発に関しては、原発を再稼動すれば今日明日にでも発電量がピークになるようなイメージで捉えていた可能性が高い。
とても「発電量がピークを迎えるのは、再稼動から数週間後」という認識があったとは思えないんですよね。

政治家は市民の生活を守るのが一番重要な仕事なのに、生活に必要なエネルギーに関する知識・認識不足は致命的な欠陥だと思うんです。

私が橋下市長および維新の会に感じた違和感は、国民・市民の生活に必要不可欠な電力について、余りにも軽く考えているんじゃないかという疑惑から生じていると思うんです。