春一番
春一番が吹き荒れる一日でした。
こんな日は、自宅で読書するのがいいですね。
お客さんが来るわけでもないですから、暇を持て余すより、なにか参考になる本でも読んで、今後の人生に活かしたいと思うわけです。
読書
読書と言っても、私は難しい本は読みません。
なぜなら、読んでも理解できないからです。
理解出来ないなら、読んでも無駄だと思うのです。
娯楽小説などを読んでいても、それなりに参考になるのですが、私はあまり読みません。
どんな本を読むかというと、論語や老子、孫子、韓非子などを解り易く訳した本です。
中国の古典は、人生の参考になる内容が多い。処世術の宝庫です。
悠久の歴史のなせる技なのでしょう。
しかし、中国の古典で素晴らしいと思える書物は、春秋・戦国時代に多く、他の年代の書物は少ないような気がします。
春秋~戦国時代といえば、中国の戦乱の時代です。
春秋・戦国時代を経て、秦の政が中国を統一します。
秦の政という王こそ、後の始皇帝です。
そんな戦乱の時代だからこそ、二千数百年たった現在でも優れた処世術として読み続けられるのでしょう。
だからこそ、我々にも理解出来るように、わかり易く和訳された本が出版されるのだと思います。
論語とか原文を読んでも、絶対に理解出来ないと思うんですよ。
しかし、書かれていることが有用ならば、読んで自分の人生の参考にしたいと思うわけです。
そして、今日はその中から、一つ紹介します。
「禍は足るを知らざるよりも大なるはなし」by老子
人の欲は無限です。
もっと!もっと!!もっと欲しいと思うのは、人の悲しい性なのでしょう。
しかし、限りなく欲求を満たして行けば、必ず禍を招く事になる。
これで充分だと考える事の重要性を説いている言葉ですね。