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2014年12月23日火曜日

米国と北朝鮮が緊張状態になってる件を考える

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米国と北朝鮮が緊張状態になっていますね。

これが米国VS北朝鮮の軍事衝突になった場合、我が国がとるべき選択ってどうなんでしょう。


集団的自衛権の拡大解釈条件には直接当て嵌まるとは思えないけど、将来的に米国と同盟関係にある我が国が脅威に晒される可能性と言うのは否定出来ません。

そう考えると集団的自衛権の拡大解釈条件に一致していないとは言い切れない。


集団的自衛権の拡大解釈条件についても世論が分かれるでしょう。

そこでなんでこうなったかを自分なりにまとめてみようと思います。


発端は映画

今回の発端は、米国の映画配給会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコメディー映画を製作し配給した事が発端です。

米国人の気質から「コメディーやん。面白いんだからいいやん。」みたいなノリだったと考えられます。

ところが北朝鮮側の立場だったら「なんやコラ!喧嘩売っとんか!」という印象を持った事は容易に推測出来ます。


サイバー攻撃

そしてソニー・ピクチャーズエンタテインメントがサイバー攻撃を受けるという事態に発展。

米国側では「北朝鮮の仕業だ。」という事になっています。

北朝鮮は関与を否定していますが、国営放送を通じて米国と同映画を上映する他の国に対して「無慈悲な報復」を予告している。

こういう情報が伝えられている以上、米国が北朝鮮を疑うのは必至ですよね。


上映中止

北朝鮮の報復予告を受けて、米国内の映画館が上映中止を決定しました。

そしてオバマ大統領が激怒するという事態に発展してしまいました。


私の解釈

まず最初に挑発行為を行ったのはソニー・ピクチャーズエンタテインメントですよね。これは誰の目にも明らかです。

しかし挑発だったとしてもサイバー攻撃という直接的な報復行為に及んだのは北朝鮮です。

オバマ大統領まで登場して北朝鮮を非難。

現在に至る。という感じです。


流れを推測してみる

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント「金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコメディー映画を上映したら面白いんじゃないか。」

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント「面白い映画が出来たからリリースするよ。なんと北朝鮮の金第一書記暗殺のコメディー映画だ。」

北朝鮮「なんだそりゃ!あまりにも北朝鮮を馬鹿にした挑発行為じゃないか!ホントに上映したら報復するぞ。この野郎!!」

北朝鮮「アイツ等ホントに上映しそうだからサイバーアタックで報復してやったぜ!ざま~みろ!!」

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント「サイバーアタックで情報漏えいしちゃったよ。」

米国の映画館「北朝鮮の奴等、本気で怒ってるな。被害が出たら嫌だから上映は見送ろう。」

オバマ大統領「なんじゃその弱腰は!この腰抜けどもが!!チクショウ北朝鮮の奴等、米国を舐めてやがるな!テロ支援国家に再指定するぞ!この野郎!!」


どう考えてもソニー・ピクチャーズエンタテインメントのワルノリが発端ですよね。「面白いんだからいいじゃん!そんなに怒るなよ。」なんて米国らしい行動ではありますが、やはりやりすぎというかワルノリし過ぎた印象は否めません。

この時点で北朝鮮が「コメディーだからと許される行為じゃない。挑発行為だ!」と抗議するだけに止めておけば、ワルノリし過ぎたソニー・ピクチャーズエンタテインメントが悪者で、北朝鮮は大人の対応だったと評価されたはずです。

しかし北朝鮮はサイバー攻撃という手段に出ました。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに「おまえのかーちゃんデベソ!」と挑発されて、思わずソニー・ピクチャーズエンタテインメントを殴ってしまった北朝鮮という印象です。

ここでソニー・ピクチャーズエンタテインメントが「痛いなコラ!・・・しかし俺たちがワルノリし過ぎたのも事実だし、ココは穏便に済ませるか。」という態度であれば、挑発したソニー・ピクチャーズエンタテインメントが発端だけど、実力行使に及んだ北朝鮮の方が問題だよね。って印象だったんです。

ところが我が子が殴られた事に腹を立てたオバマ大統領が、我が子(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)のワルノリを嗜めるどころか北朝鮮に「よくもやってくれたなコラ!今度は俺が相手だ!かかって来い!この野郎!!」って感じで、子供の喧嘩に父親がしゃしゃり出てきてしまいました。

なんともまあ救いようのない展開です。

発端は些細な事ですが、徐々に大問題に発展して行き、最終的には武力衝突なんて事になりかねない事態になってしまいました。


こんな馬鹿馬鹿しい争いに巻き込まれる必要は無いと思うんですよね。

なんせ発端はソニー・ピクチャーズエンタテインメントのワルノリなんですから!

事の経緯を考えれば、とてもじゃないが集団的自衛権の行使条件を満たすとは思えない。しかしもし米朝戦争に発展すれば、我が国だって無傷で住む事はないでしょう。

米国か北朝鮮のどちらかが大人の対応をしていれば避けられた事態。


双方ともに頭を冷やして欲しいと思う。「負けるが勝ち」って言葉もあります。

今回の場合は、先に我慢して矛を収めたほうが負けのように見えますが、国際世論としては我慢して矛を収めた方を評価するでしょうね。どういう事情であれ、世界を巻き込みかねない戦争を支援する国はありませんから。

しかし「負けるが勝ち」という考え方が米国に存在するかどうかは疑問。

逆に北朝鮮は中国文化圏なので「三十六計逃げるに如かず」という考え方は存在すると思う。

米国が今までには無かった「負けるが勝ち」という考え方を受け入れて真の勝者になるのか、北朝鮮が古くからの考え方を思い起こして真の勝者になるのか、はたまたどちらも譲らず周辺国を巻き込む武力衝突に至るのか。

どうなるかは全く予想出来ません。はっきりしてるのは巻き込まれる周辺国が馬鹿を見るという事だけです。

2014年12月14日日曜日

選挙と民主主義とノーベル平和賞

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今日は衆院選の投票日ですね。

私は先ほど投票を済ませてまいりました。

締め切りは確か20時だったと思います。まだ投票していない人は投票に行きましょうね。


私は個人的に、今回の衆院解散&総選挙には断固反対していましたが、選挙である以上自分の意思を示すことは重要だと考えています。

たとえそれが結果が見えている選挙だったとしても、意思表示はするべきです。それが民主主義!!

誰も支持出来ない、どの政党も支持出来ないという人は、投票に行って白票を投じることだって出来ますよね。

白票については賛同しかねますが、そういう選択肢もあるという事は否定しません。


今回の選挙結果が今後の日本の舵取りに影響する事は間違いない事実です。

まずは投票に行って意思表示をしましょう。


ノーベル平和賞の授賞式で

先日のノーベル平和賞授賞式で、17歳の少女マララ・ユスフザイさんが「なぜ戦車をつくることは簡単で、学校を建てることは難しいのか。」とスピーチで訴えていました。

私は物凄く感銘を受けたので、自分の名言サイト「名言!ずんだれの名言記録帳」にエントリしました。

なぜ戦車をつくることは簡単で、学校を建てることは難しいのか

この名言が世界中に発信されたことで、少しでも多くの子ども達が教育を受けられる世界になればいいなと思います。


若干17歳とはいえ死線を潜り抜けてきた少女の覚悟には恐れ入るとともに、最大の敬意を表します。

「なぜ戦車をつくることは簡単で、学校を建てることは難しいのか。」という名言が、世界中でシェアされる事で、より良い社会になれば良いなと思います。

選挙で投票しない自由もあると思いますが、我々が想像出来ないような環境で育っている人たちもいる。選挙制度すらない地域で生活している人たちもいます。

選挙で自らの意思表示が出来るという事を疎かに考えてはいけない。マララ・ユスフザイさんのスピーチはそういう意味でもタイムリーでした。

我々は生まれてきた時から、20歳になれば選挙権が与えられる環境で育ってきたので、選挙制度に対する感謝の気持ちが欠如していると思います。

もともと民主主義は我々の先祖が戦って勝ち取ってきた財産です。選挙制度が確立する前は、より力が強い人たちによって弱者は支配されていたんです。その支配制度から民主主義を勝ち取ってくれた先人の思いに感謝しつつ、きちんと投票する事が大事だと思います。

2014年9月28日日曜日

なぜ群発地震を噴火の前兆だと出来なかったのか?

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木曽の御嶽山が噴火したようですね。

前兆といえる地震が群発していたのに、なぜ危険予知出来なかったのか?

本来なら入山規制するべきだったのではないか?

まさか群発地震が噴火の前兆だったと気付いてなかった?


様々な疑問を感じながらニュースを追っているのですが、「地震や火山の噴火は予知出来ないんだな。」という印象は否めないです。

専門家なら群発地震が噴火の前兆だと気がついても、素人じゃピンとこないと思います。

専門家は専門家で、「噴火する可能性が高い!」と指摘しても、もし噴火しなかったらメディアや世間からバッシングを受けかねません。

確信が持てないと発表出来ないという背景があるんでしょうね。


バッシングについて

インターネットの普及に伴って、情報があっという間に伝達されます。

遠い地域で起きた出来事も、ほぼリアルタイムで情報入手出きる時代です。

それは非常に有難い進歩なんですが、それに伴い何か非を見つけるとメディアのみならず一般のネットユーザーまで大バッシング大会に参加するような時代になりました。

「気に入らないから叩け!!」というネガティブな風潮ですよね。

こんな風潮では、地震や噴火などの予知が難しい災害について、「危険ですよ」と注意勧告しにくいです。

もし何も無かったら、日本中から大バッシングされかねない。


危険予知は必要だから、間違いに対して寛容でありたい

危険予知活動というのは、もしもの時を想定して行うものです。

「もし地震が起きたら」「もし津波が来たら」「もし火山が噴火したら」と最悪の事態を想定して行うものです。

だからこそ、イザという時に被害を最小限に止める事が可能になるんです。

最悪の事態を想定して最悪の事態に至らなかったときは、「あ~最悪の事態に至らずに助かった。」と幸運に感謝すれば良い。

一番悪いのは「危険ですよ」と注意勧告した人に「大丈夫だったじゃないか!大げさに注意勧告して混乱させるなよ。」とバッシングする人たちだと思うんですよね。

そういう馬鹿なクレーマーに萎縮して、大事な注意勧告を足踏みするようでは危険予知の意味が薄れてしまいます。

危険予知の間違いには寛容でありたいし、逆に勧告を怠った場合には厳しくありたい。

また危険予知の間違いに対してバッシングするような輩には更に厳しい態度で臨みたい。

それが自然災害を最小限に止める効果的な方法だと思うんですよね。


今回の噴火は、事前に噴火の可能性を把握していたのに注意勧告を怠ったといえると思います。

今更批判してもどうしようもないけど、今後はこんな事にならないように努力して欲しいと思います。

2014年9月19日金曜日

スコットランドの住民投票に賞賛を贈る

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スコットランド独立の是非を問う住民投票が行われました。

住民投票の結果は、独立反対票が独立賛成票を上回り、スコットランドの独立は否決されました。

私はスコットランドの独立の是非はともかく、スコットランドの住民が民主的に地域の方向性を決めたという事を評価したい。


独立したかった住民にとっては残念な結果であり、独立したくない住民にとっては喜ばしい結果です。

明暗を分けたという印象もあるのですが、私は賛成派、反対派ともに賞賛したいと思います。


希望が叶った人も、叶わなかった人も、未来の選択に一票を投じたという事を誇りに感じて欲しいと思うんですよね。

経済的な視点や文化的視点など様々な視点からアプローチする人がいたでしょう。様々な思惑が入り乱れていたと思います。

世界中の注目を集めていた住民投票でしたから、投票するのにも重い重圧があったかも知れません。


独立反対票が多数でも独立したくない人が多数派という訳では無い

住民投票で決めるという事が素晴らしいんですよね。YesかNoかの二者択一ですから投票自体も盛り上がったでしょう。

スコットランドの中では、今回の住民投票の結果に不満を持つ人も少なくない事でしょう。

今回の住民投票では反対多数で独立は否決されましたが、今後独立のチャンスはいくらでもあるでしょう。

スコットランドの住民は、心のどこかで独立を願ってるんだと思います。ただ今回は時期尚早と判断したに過ぎません。


今後も様々なシーンでスコットランドの独立運動が行われるでしょう。そしてBestなタイミングで独立すれば良いんです。

今回願いが叶わなかった住民は、諦めずに頑張り続けてください。子の代なのか孫の代なのか、更に遠い子孫の代なのか判りませんが、希望を持って粘り強く続ける事でいつか夢は叶うと思います。


油断出来ない英国政府

今回はスコットランドの独立は否決されましたが、スコットランドの住民が「いつか独立したい。」という思いを持っている事は確かです。

英国政府にとっては頭の痛い問題ですが、今後もスコットランド独立の気運は高まり続けるでしょうね。

今後の英国政府はスコットランドに配慮した政策を採用する事になるでしょうから、スコットランドの住民としては独立できなくても勝ちって印象が残った気がします。