2010年6月2日水曜日

イスラエルに対して

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イスラエル軍がトルコの支援船を襲撃し、10数名を死亡させるというニュースが流れた。

トルコの支援船は、封鎖されているガサ地区に支援物資を運んでいたらしい。

イスラエル軍の攻撃対象は、イスラム原理主義組織ハマスのはずである。

人道的支援を目的にしたトルコの支援船を襲撃する理由は無いはずだ。

例えば、トルコの支援船が武器を運んでいたのであれば「イスラエルの安全の為に襲撃した」という言い訳も出来るのかも知れないが、トルコからの物資はイスラエルのガサ地区封鎖によって飢餓状態に追い詰められた民間人への支援物資である。

人道的支援を行おうとしていたトルコ人に対して、イスラエル軍のとった行動は野蛮で、非人道的行為だと思う。


今回のイスラエルの暴挙は国連が非難しているので、私が今更非難する必要はないのかも知れませんが、やはり許しがたい行為なのでハッキリと非難したいと思う。


アメリカの対応

過去の例だと、いつも米国はイスラエルよりの対応だった。

しかし今回ばかりはアメリカもイスラエルよりの対応はとれないだろう。

なぜならば、今回のように何の非もないトルコの船を襲撃し、罪も無い人を殺害したイスラエルを支持するような対応をすれば、世界中の人々から「チェンジ・チェンジといっても、結局はアメリカは何も変わっちゃいない。オバマの『チェンジ』は口先だけだ。」と評価される事になる。

ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領が、イスラエルを支持するなんて出来ないはずである。

今回のイスラエルの暴挙に対する対応は、オバマ大統領やアメリカの試金石となる。


本来ならば、日本政府もイスラエルを非難するべきだと思うが、友愛がキャッチフレーズの鳩山首相は自分の事で精一杯で、とうとう首相を辞任してしまった。

こういう虐殺行為に対しては、ハッキリと遺憾の意を表明するべきだと思うのだが、辞任しちゃったものは今更責めても仕方が無い。

そこで微力ながら、私は当ブログでイスラエルの行為に対しハッキリと遺憾の意を表明するとともに、亡くなったトルコの方々のご冥福をお祈りします。

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