2009年5月11日月曜日

新型インフルエンザ報道に

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新型インフルエンザ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 2009年新型インフルエンザ 2009年新型インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスのH1N1亜型に属する、新たにヒト―ヒト間の伝染能力を有するようになったウイルスによる感染症。 遅くとも2009年3月頃より、ヒトへの感染が世界各地で起きている。確認当初の呼称は豚インフルエンザ。 2009年4月30日0時 UTC現在、世界保健機関(WHO)による世界的流行の警戒水準は、ヒトからヒトへの感染が2か国以上で起きている状況を意味する「フェーズ5」である。 フェーズ6(世界的に流行する状況)への進行を防ぐため、検疫をはじめとした対策が実施されている。

過熱報道

私は、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の報道は異常に過熱していると感じている。

勿論、「備えあれば憂いなし」、「転ばぬ先の杖」なので、新型インフルエンザの報道や水際対策は必要な事なのだ。

現時点では、政府の水際対策は充分に機能していると思う。

しかし、メディアの異常な過熱ぶりには閉口する。

完全に防ぎきれるものではない

そもそもインフルエンザウイルスを完全に封じることは出来ないし、いずれは国内に進出してくるものだと考えている。

だから、水際対策も必要だが、進入してきた後の感染拡大を防ぐ事の方が重要である。

すでにワクチンは開発されているようですから、一刻も早く量産出来る様に環境を整える事が大事だと思う。

なぜ過熱報道について不満なのか

新型インフルエンザは、弱毒性で致死率も従来型のインフルエンザの方が高い。

新型インフルエンザの報道も大切だが、従来型のインフルエンザが、軽く扱われている事に不満を感じるのだ。

新型インフルエンザに関しては、誰も免疫を持っていないため感染拡大の可能性が高いことは認めるが、いずれ流行するウイルスなのだから、免疫を持つためには一度は感染しなければならない事も事実である。

予防接種は、免疫力を高める為の軽度の感染だという認識も必要だと思う。

そういう報道が全く行われていない事も不満だ。

一番の不満

そして一番の不満は、金が絡んでいると言うことだ。

新型インフルエンザについての報道は必要不可欠だが、テレビ等の報道では必要以上に不安を煽るような報道がされる。

理由は明確で、大きな脅威ではないのに、不安を煽ることでテレビ局のスポンサーの商品が売れるという事。

テレビやラジオは、スポンサーの利益の為に必要以上に新型インフルエンザを報道し、不安を感じたユーザーが必要以上に予防対策に消費をする。

消費者の不安は、スポンサーの利益につながり、スポンサーの利益はメディアの利益に繋がるのだ。

自社およびスポンサーの利益追求の為の報道だから不満を感じるのである。

ジャーナリズムというものは、あくまでも公正・公平でなくてはいけない。

公正・公平だからこそ、報道の自由や表現の自由が約束されているのである。

しかし、今回の新型インフルエンザ報道については、明らかに過熱し過ぎであり、国民の不安を煽る形で消費を促し、自社およびスポンサーの利益追求だという事がミエミエだ。

本当に予防が必要な人

実際に高価なマスクの需要が爆発的に伸びている。品切れも多い。

個人個人の予防は必要だから、マスクの需要が伸びるのは良い事だと思うが、品切れが続出して製造が間に合わず、必要な人にマスクが行き渡らないようでは、お話にならない。

健常者が感染しても死に至るとは考えられないが、糖尿病など各種疾患を持つ人が感染すると、非常に危険な状態なのだから、本当に必要な人にマスクが行き渡るような報道も必要だろう。

国民皆に予防が必要なのだが、優先順位という考え方も必要だと思う。

健常者よりも、様々な疾患を持つ人を優先するべきだし、男性よりも女性や子どもを優先するべきである。

予防の優先順位についての報道も必要だと思う。

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