2009年6月16日火曜日

政治を語る?

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昨日は、地元消防団の点検日でした。

月に2回、担当地区の水利点検や器具機材の点検をする日です。

消防水利とは

消防水利とは、消防活動を行う際に利用する水利施設の事です。

昨日の活動

昨日は、7月に行われる非常召集訓練の確認を中心に活動しました。

非常召集訓練は毎年の恒例行事ですが、非常召集というのに充分な下見と準備をしてから行われます。

「何処が非常召集やねん」という意見や「非常召集というからには、抜き打ち的に行われるべきで、下見や準備は不必要」という意見がありますが、下見や準備、地元の人たちとの打ち合わせをした上で行われます。

今回は当日に同じ場所で行われる「夕涼み会」なる行事が、同じ時間帯で行われるので、「邪魔にならないように活動してくれ」という申し合わせがされました。

地元の住民や団体の協力が無ければ、緊急時の活動もスムーズに行えないので、大切な事だと思います。

飲み会

消防の点検が終わると、飲み会になるのですが、昨日は私の周囲には若い連中が集まっていました。

若い連中と言っても、26歳~30歳という年齢なので一般的には「若い」と表現するのか判りませんが・・・(^^;

全員子どものときから知っている奴なので、頼もしくなったものだとシミジミ感じていた。

話題が国政の話に

しかも、話の内容は国政についてである。

まさか???

ついこの前まで子どもだと思っていた連中が、国政について語り出すとは意外な印象を受けた。

まあ~テレビの影響だと思うのですが、ご多聞に漏れず政府批判が多かったですね。

そして「次の選挙は、民主党と自民党のどちらが勝つと思いますか?」という質問でした。

「非常にデリケートな話を、ストレートに聞くところは子どものままなんだな。」と思ったが、それでも「みんな成長してるんだなあ~。」と嬉しく思いました。

選挙

まず、選挙についてだが、テレビでは「解散!解散!!」と朝から晩まで衆議院の解散がいつになるのか予測して報道しているが、衆議院の任期は4年なんだから、任期満了まで務めるのが正しい姿であって、民主党代表の鳩山由紀夫氏のように、早急に解散するように求める姿は、正しい政治家の姿勢とは言えないだろう。

有権者は、今後4年間の国政を考えて投票しているのだから、4年間という任期は務め上げるべきなのだ。

しかし、現総理の麻生太朗氏と民主党代表の鳩山由紀夫氏のお祖父さん達は、衆院解散大好き総理だった。

「抜き打ち解散」「バカ野郎解散」「天の声解散」など、国民にとっては「やれやれ、また選挙かよ。どんだけ税金使うつもりだ。」という印象の解散も多いのである。

衆院解散は、内閣総理大臣の権限で、唯一総理大臣だけが行使出来る権利である。

権利を行使することに問題は無いが、やりすぎはよろしくない。

国政選挙の場合、選挙に莫大な税金が使われるのだから、選挙は少ないほうがいいのである。

一部には、選挙で儲ける人たちがいるので、選挙イコール営利活動と考える人もいるのだが、一般の国民には有り難い行事ではないのである。

ポスターの印刷業者や、選挙に使用する器具機材は、候補者負担のものと税金が使われるものがある。

税金が使われる物については、選挙と言う名の「公共事業」であり、批判されている無駄な公共工事と解散後の総選挙は、同じ種類のものだ。

任期満了まで、残り3ヶ月を切った現在、解散という特別な権利を行使するメリットは、政府にも国民にもほとんど無いであろう。

メリットがあるのは前回の衆院選で議席を減らした野党だけである。

ゆえに私は、9月に任期満了に伴う衆議院選挙が行われると推測している。

結論

「民主党と自民党のどちらが勝つか?」という質問ならば「自民党が勝つだろう」と答える。自公の現連立与党が、衆議院の過半数を確保出来るとは思えないが、民主党が単独で自民党の議席を上回る事も無いだろう。

単純に「自民VS民主」の議席数を競うならば、自民党が民主党の議席を上回る事は間違いないだろう。

しかし、単独政党で衆院の過半数を占める政党がない以上、今後も連立政権という事になる。

民主党がもし衆院の第一党になったとしても、他の野党は民主党と連立するだろうか?

共産党は独自路線なので、今後も確かな野党として存在するだろう。

民主党に対して同調するとは思えない。また他の政党に同調するようなら、共産党は自らの存在意義を否定する事になる。そんな馬鹿な真似はしないだろう。

自民VS民主と言う対立軸で考えていたら、今後の政局は見えてこないと思う。

何処と何処の政党が組むか?という問題の方が重要だと思う。

次期選挙で、民主党が大幅に議席数を伸ばす事は間違いないだろうと思うが、自民党の議席を上回る事が可能かどうか・・・疑問である。

もちろん逆転という事になれば、公明党だって自民党を見限って民主党に同調する可能性はある。可能性はあるが極めて低い可能性である。

逆に聞いてみた

「それじゃ~君達は民主党が信用出来るか?」と聞いてみた。

すると意外な答えが返ってきた。

「民主党も信用できませんよ。」「鳩山は売国奴っすよ!」などなど・・・

二十代の若者が「売国奴」とは・・・。

インターネットの影響でしょうね。

しかし、自民党の支持者は民主党を売国奴と呼ぶし、民主党の支持者は自民党を売国奴と呼ぶ。

アメリカよりの政治をアメリカに国を売ると表現する民主党支持者と、アジアよりの政治姿勢をアジア(中国)に国を売ると表現する自民党支持者。

なんだか悲しい争いだと思う。

単独で自立した国家を形造っていれば、こんな下品な争いをする必要は無いのだが、残念ながら貿易立国である我が国は、アメリカと言う盟友を持つことで、独立国家として存在してきた。

今後もアメリカと一緒に行動するのか?それともアジア重視の政策を行うのか?

どちらも今後の日本の存続をかけた主張だから、競う事は必要だが争う必要は無いと思う。

対立軸を造る事で違いを明確にする方法は悪くは無いが、対立軸だけが争点になっているようで好ましい印象は受けない。

しかも、売国奴とは非道い言われようである。

今後の行動

「自民党と民主党、どちらの政党がいいか?」という議論ではなく、「自民党と民主党、ドッチなら我慢出来るか?」という議論になっている印象である。

国政選挙なのに、「ドッチなら我慢出来るか?」という判断基準で投票するなんて、国民としては情け無い話なのである。

また、選択肢は自民or民主だけではない。

しかし、他の選択肢は判断が難しい。共産党は、確かな野党であることは間違いないが、確かな野党であり永遠の少数派である。

また社民党は、共産党以上の極少数派。

その他の野党は、政策がハッキリしないし、はぐれ自民党として、自民党批判以外にとりえは無い。

最大野党・民主党の場合、自民党批判に重きを置いている議員が多いが、有能な若手議員が育ちつつあるだけに期待しているが、やはり与党と言う立場で国政を担えるか疑問である。

やはり「自民VS民主&その他の野党」という対立軸で選挙戦を戦う事になるだろう。

選挙結果は、今後の利害に直接影響するので、「一人一人が責任を持って、今後の4年間を託せる人物に投票し、今後4年間を託すべき政党に投票するべき」としか言えなかった。

個人的には比例代表制は辞めて欲しいのだが、その話をする機会はなかった。

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