2009年8月31日月曜日

衆院選が終わった

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衆院選の結果

衆院選が民主党の歴史的大勝利で終わりましたね。

有権者の審判ですから、各候補者は選挙結果を真摯に受け止めて、反省する人は反省し、当選を果たした人は気を引き締めて、国民の為に頑張って頂きたいと思います。

メディアの誤報が相次ぐ

ある程度、メディアの報道で予想していたので、驚くような選挙結果ではありませんでしたが、民放各社の勇み足というか誤報が目立った事も気になりました。

メディアが世論を誘導する事を考えると、投票締め切り後の誤報より、東北放送が投票締め切り3分前に、誤って「当選確実」の字幕を流すミスのほうが罪深いような気がします。

しかし、誤報は誤報ですから民放各社は反省していただきたいと思います。

ニュースは新しい事が大事ですが、正確である事が一番重要だと思います。

新政権に期待するもの

いろんな事を要望したいのですが、まだ首班指名も行われていないので、要望はまた後日(総理大臣の指名後)に書きたいと思います。

ただ、マニフェストに掲げた公約を、一歩一歩確実に実行して頂きたいと思います。

2009年8月27日木曜日

恐怖!浮気の罰

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男にとっては非常に辛い浮気の罰

本日見つけたサイトで興味深かったのは、Gigazineの「ものすごく効果がありそうな浮気の罰」でした。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090827_cheat/

男がぶら下げているボードには、なにやら英語で書かれていますが、どうやら「私は浮気をしました。これは罰です。」と書いてあるようですね。

しかも男は丸坊主なので、きっと嫁さんにバリカンで切られちゃったんじゃないでしょうか・・・。不良中学生かよ。

通勤時間に混雑する交差点で、大衆の前で無様な姿を曝す屈辱はどんなものなんだろうね。

浮気男の目は・・・すでに死んでいる。

生きている事が辛くなりそう

この浮気男は、今後生きている事が辛く感じるんだろうな。

自業自得なんだけど、男としては多少同情します。

フェミニズム関係の人は「この程度では足りない。」と思うのでしょうけど・・・こりゃ~明らかに私刑ですよね。

挙句の果てに、無様な姿をネットで公開されて・・・正に公開処刑状態です。

頑張って生きて欲しいと思います。

ちなみに過去にはこんな怖い事件もあるようです。世界は広いな。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090526_blasts_off_boyfriend/

日本の男性諸君も、気をつけましょう。

くれぐれも浮気はばれないように・・・じゃなくて、浮気なんかしないように!。

2009年8月26日水曜日

選挙に関する事

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選挙

今週末はいよいよ衆院選の投票日ですね。

皆さんは投票に行きますか?

私は必ず投票します。

私の一票じゃ政治が良くなるとは思っていないし、世の中が良い方向に変わるとは思っていません。

よく「投票に行かないなら、政治に文句を言うな。」と言う人が居ます。

その通りだと思うけど、投票に行ったからって文句を言っていいとは思わない。

選挙なんて投票日には終わっているようなモンです。

政治を語るなら

投票したぐらいじゃ社会が変わる訳無いんですよ。

政治なんて、普段の地道な活動が無ければ変わりませんよ。

投票なんて意思表示でしかないんですから・・・

本当に「社会をより良くしたい」と思うのなら、選挙期間じゃなくて普段の地道な活動を頑張るべきなんです。

例えば、何かを変えたいと思うなら、考えの近い政治家を見つけて、一緒に行動するなり、休日だけでも議員さんと話したり、なんかの団体に所属しているのなら、その会合に議員や首長を呼んで討論会をしたり

やるべき事は、選挙期間の前にあるんですよね。

選挙のときだけ投票に行ったくらいで、世の中が良くなると信じているなら、そりゃ大間違いだと思うわけです。

むしろ選挙の数年前から、議員や首長と討論したり、活動のお手伝いをしたり、なにか陳情がある人に議員さんを紹介したり、署名活動やビラ配りに参加したり、そういう地道な活動の積み重ねが政治を変える力になり得るのであって、選挙期間に入ってしまえば支持する候補者の宣伝をしたりする事から始まるんだと思います。

政治家との付き合い

政治家に知り合いなんかいないし、紹介してくれる人もいないと思う人も多いと思いますが、実はそんなに困難な話じゃないです。

例えば、「家の近所の電柱が、道路にはみ出していて危険だから何とかならないか。」と感じたとしましょう。

そんな時には誰でもいいから市会議員さんなどに「電柱が危険だから何とかならないか。」と相談するんです。

恐らく、初めて会う人に陳情されても「わかりました善処します。」と答えてくれる筈です。

そしてめでたく電柱が撤去されたり、移動されたりしたら「有難うございます。」ってお礼を言いに行きましょう。

そして貴方から「私に出来る事があれば言って下さい。そのときは協力させてもらいます。」と言って下さい。

選挙やイベントの度に「是非来てください」ってハガキが届きますよ。

そうやってパイプを作ればいいんです。

初対面の議員さんが陳情を聞いてくれなかった時は、その時が大チャンスです。

対立する議員さんのところに言って「○○議員にお願いしたんですが、初対面だったせいか聞いてくれなかったんですよね」と言いましょう。

対立する議員が断った話だと知れば、目の色を変えて行動してくれますよ。しかもこっちの方が結果的に早く解決したりします。

実は、議員さんたちも有権者からの陳情を待っていたりするんです。議会で発表するネタになるし、対立議員に対する牽制になります。

困ったときは議員を利用する

私がよく使う手ですが、支持者が多くて忙しい与党議員に陳情に行きます。

与党議員は忙しいから、引き受けてくれても中々アクションを起こしてくれない。

その後野党議員にお願いに行くんです。

野党議員は、それこそ必死になって動いてくれますよ。実績と与党批判のネタの両方が一度に手に入るんですから当然ですよね。

国会議員の場合は難しいけど、市会議員や都道府県議会の議員さんなら利用しなきゃ意味がありませんよ。

ただ、個人的な陳情はダメです。出来れば住民の安全・安心に関わる事がベストです。

そして、協力してくれた議員さんのイベントや選挙には出来るだけ顔を出すようにします。

コッチから押しかけなくても、ハガキや電話で誘ってくれます。

その代わり選挙のときはお手伝いを依頼されますが、出来る範囲で協力したらいいんです。

親しくなったら

議員さんと親しくなったら、個人的な相談にも乗ってくれるし、いい知恵や適した人材を紹介してくれます。

そして政治に対して普段から考えている事や不満な事を聞いてもらうんです。

貴方の考えが正しければ、キチンと聞いてくれるし、その積み重ねが政治を変えるんですよね。

親しくなった政治家が、本当に政治を託せる人物だと判断したら、出来る範囲で選挙の協力をしたり、活動の手伝いをしたらいいと思います。

選挙で投票した程度で

選挙で投票したからと言って、たった一票で世の中が良くなるわけ無いじゃないですか。

メディアに流されてポピュリズムに傾倒するのがオチですよ。

本気で政治を変えようと思うなら、普段の活動が大事だと思うわけです。

自分が政治家になるのが一番いいんでしょうけど、政治家になりたい人なんて限られていますよね。

私は、投票するより普段の付き合いや活動する方が、はるかに有効だと思います。

そうすれば、投票するときだって迷いはありませんよね。

選挙に力が入る事は間違いないです。

でも、投票には行きましょうね。まずそこからスタートすればいいんですから。

2009年8月21日金曜日

父が再入院

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父の体調

以前から入退院を繰り返している私の父は、胃がんの摘出手術で胃の70%を失った。

そのせいか食が細い。食が細いというよりも殆ど食事を食べない。

胃がないので、一度に沢山食べる事が出来ないのも理解出来るのだが、生来偏食傾向で好き嫌いが激しく、嫌いなものは一切口にしない。

ピーマンと豆腐は絶対に食べないのである。

おかげで最近は栄養失調気味であった。最近の栄養失調と言うのは、偏食の末に栄養が偏って起こるらしいのだが、父の場合は食べないのだから、栄養の偏りなんてレベルの話ではない。

患者の「少しでも改善しよう」という意識が低ければ、在宅介護は非常に困難になるなと感じた。

在宅介護の問題点と言うか大きな壁のような印象を受けた。

入院を勧められる

以前から担当の医師に入院して加療する事を勧められていたのだが、本人は病院の不自由な暮らしを嫌い拒否していた。

しかし在宅介護支援センターのケアマネージャーから、強く入院を勧められ、入院の約束をするに至った。

入院を前提に病院に行ったのであるが、担当の医師に入院の医師を聞かれると、入院を拒否した。

前日の約束などなかったかのような発言をした。

「早く入院して加療したほうがいいんだけど・・・」そう告げた医師の顔色を見て私は、「グズグズしていると危険だ」と判断して、半ば強引に入院を決めた。

父は納得していない様子だったが、渋々入院する事に合意した。

入院が決まり

入院が決まった事で少しだけ安心したのだが、入院中の計画を聞いて驚いた。

腹部エコーや胃カメラなどの予定が計画されていたからだ。

栄養失調ならば、腹部エコーや胃カメラなどの検査は必要ないと思う。

父の病状は、私が考えているより遥かに深刻だったという事であろう。

非常にワガママな父ではあるが、病院はちゃんと受け入れてくれるし、有り難い話である。

昨今話題になっている「医師不足」や「医療機関の人材不足」「ベッド数の不足」などは、地方の病院でも深刻な問題なのだろうが、父の掛かり付けの病院は親切に対応してくれる。

人員不足のせいで、手続きなど対応が遅いし、時間が掛かるという問題はあったが、人員不足の深刻さを意識させられる程度で個人的に不快感を感じることは無かった。

しかし、約一日という時間が必要だった事を考えたら、現在の個人主義に傾倒した人たちのなかには、不満を感じてクレームをつける人もいるだろうなと思う。

医療現場の人員不足は、本当に深刻な問題だと感じた。

入院したほうが安心

入院したら、在宅介護の必要は無くなるし、私も多少時間に余裕が出来る。

なにより自宅で介護するより、病院に入院していたほうが何倍も安心である。

父の病状は、私が考えているより深刻な状況のようだが、病院に入院しているから、何かあったときにスグに対応してもらえるという安心感はある。

費用的には出費が増えることを覚悟しなければならないが、安心感から考えれば納得の範囲内である。

後は父が素直に治療に専念してくれればいいと思う。

2009年8月17日月曜日

衆院選の行方

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公示

8月18日が公示日だったと記憶しているが、早速ポスター貼りの人員確保の依頼が来た。

私は父を病院に連れて行くので、ポスター貼りにはいけないのですが、佐賀三区なんて選挙する必要が無いほどガチガチの選挙区ですよね。

前回だって、郵政民営化に反対して、自民党を除名になった保利耕輔氏が無所属で出馬して、圧勝した選挙区です。

自民党の刺客・広津素子候補に対して対抗心を燃やすどころか「比例区は自民党に入れてください。」と援護するような言動で、お人好し振りを如何なく発揮したにも関わらずの圧勝劇だったことを思えば、今回もガチガチだろう。

民主党も佐賀三区に対立候補を擁立するような動きは見せていない。

「無投票選挙はいけない」という理由で、共産党がなんとか候補者を立てるので無投票だけは免れているが、実質無投票選挙のようなものである。

今回は話題の「みんなの党」から広津素子候補が出馬するけど、一年生議員が実績を残せるはずもなく、全く地元に貢献していない事を考えたら、恐らく対立候補と言う程の人物じゃない。

衆院選の行方

佐賀三区において、衆院選など予想するまでもない結果が待っているだけだろう。

1+1が2になるが如く、佐賀三区で選挙をすれば、保利耕輔氏が圧勝する。

選挙民としては、「こんなの選挙じゃない」という印象が強いのである。

この佐賀三区に民主党が対立候補を立てるならば、民主党に対してそれなりの評価をしても良いのだが、佐賀三区じゃ勝ち目がないから候補者を擁立しなかった。

民主党の覚悟も所詮その程度なのだと思わざるを得ない。

勝ち目がないところを攻めるより、確実に議席を確保するほうが戦略としては正しいけどね。

佐賀という地域は

しかし、佐賀県と言う地域は信念を通す地域なのである。前回の衆院選では、郵政民営化に反対し、自民党佐賀県連は党本部に叛旗を翻すという「自民党佐賀の乱」を起こした。

また「佐賀の乱」といえば、佐賀の七賢人の一人・江藤新平が起こした明治政府に対する反乱なのだが、江藤新平は欧米的な三権分立を推進していて、行政権=司法権と考えていた明治政府と対立した。

行政権と司法権を混同した考え方では、行政権をもつ一部の人間のやりたい放題になる。事実、長州閥の実力者だった山県有朋や井上馨は、汚職事件に深く関与して、江藤新平に追及され辞任に追い込まれている。

政府の役人の悪行から、庶民を守るために尽力した江藤新平に対し、すでに既得権益を得ていた長州閥の役人が江藤を追い込もうとしていた事は間違いないだろう。

江藤新平は、政府の役人でも悪い事をすれば、一般人から訴えられる司法制度を作っていた。

「佐賀の乱」は、役人どもの悪行に対し、民衆が司法の場で戦える仕組みを作った江藤新平に対する、長州閥を中心とした明治政府の制裁的背景があったと私は考えている。

判りやすく表現すると、「ワシらは幕府を倒し、これからは自分達が好き勝手にやるつもりなのに、江藤の作った制度では我々が民衆から搾取出来ないじゃないか。邪魔な江藤は殺してしまえ。」という悪逆非道な制裁だったと考えている。

昔のことは、今更責める気もないのだが、佐賀県人ならどんなに巨大な勢力に対してでも、自分の正義を信じて行動する気概を持って欲しいと思うのだ。

負ける喧嘩はしないというのは戦略的には正しいが、政治に関しては自身の信じる正義を通すべきときがあると思うのだが・・・

選挙になれば私だって、保利氏に投票するだろうと思うのだが、選択肢が充分とはいえないのだから、満足な選挙になるはずがないのである。

選挙の選択肢は充分に用意されるべきだと思うのだ。佐賀三区に民主党が候補者を擁立しないと言う事は、民主党の覚悟なんて所詮その程度だと証明するだけで、民主党の政権担当能力不足の証明といえるだろう。

政権交代と言うお題目を唱えるのであれば、民主党は佐賀三区にこそ全力を尽くすべきじゃないのかと思う。

有権者に充分な選択肢を用意する事は、政党としての使命ではないかと考えるのだが・・・。

2009年8月5日水曜日

梅雨明けと台風情報

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梅雨明け

九州北部地方では、「やっと梅雨明けしたようだ。」と報道されました。今年の梅雨は非常に長い梅雨でした。

台風情報

梅雨が明けたら今度は台風情報です。

気象庁の予想では、九州本土に接近することは無さそうですが、沖縄の人たちは台風が直撃する地域があるので注意してください。

沖縄地方は昔から「台風銀座」とか呼ばれているくらい台風が通過する地域なので、台風対策は万全なんでしょうけど、やはり注意が必要です。

日本では夏から秋にかけて台風の被害が増えますね。

最近の傾向と言うか、自然災害の被害が大きくなっているような印象を受ける事が多くなりました。

実際には、被害は小さくなっているのでしょうけど、報道機関の発達にともない、地域のニュースが一瞬で全国に広がるから被害が年々深刻になっているような印象を受けるんでしょうね。

自然災害には

それでも、毎年自然災害で尊い人命が失われている事は確かです。

「備えあれば憂い無し」台風による被害は準備次第で被害の拡大を最小限度に抑える事が出来ます。天気予報を小まめにチェックし、災害時の対応を事前に調べておく事が重要です。

2009年8月3日月曜日

ベーシック・インカムを考える

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ベーシック・インカムのメリット

前回のエントリで、「我が国にはベーシック・インカムは適さないだろう。」という内容の記事を書きましたが、今回は肯定的な見方をしてみたいと思います。

前回の記事⇒ベーシックインカムについて

我が国でベーシック・インカムが導入されたら

ベーシック・インカムが導入されたら、我が国のワーカホリックが働く事を奪われる事は間違いない。私は日本人なので我が国の事を優先して考えたのだが、もっとグローバルな視点から考えると、ベーシック・インカムのメリットが見出せるのではないか。と考えた。

外国人ワーカー

日本人が働けないから、必要な人的労力は外国人が考えられる。国家の中枢機関や法人の経営陣は、一部の日本人が行う。

専門職や技術職、決定機関は日本人がやらなきゃならないと思う。当然の事だ。

そして、外国人の労働者は、世界中の貧困に苦しむ地域から集める。

職種は、農業がいいだろう。

外国人労働者は、日本で農業を行いながら、日本の農業技術を吸収し、10年後には祖国に帰り、日本の農業技術を用いて、祖国に農業を普及させる。

テロや紛争の原因が貧困にあるのなら、我が国で農業を学んだ人材が、祖国で農業を普及させれば間違いなく貧困は是正される。

貧困が是正されれば、テロや紛争は無くなる。

もちろん外国人ワーカーの賃金は支払われるが、ベーシック・インカム導入後は、所得税率が高騰しているだろうから、外国人ワーカーは、所得税率40%程度の重税を背負わされる。

所得税率を上げる事で、ベーシック・インカムの財源不足を補う事になるので、搾取のような印象を受けるが、日本人の仕事を奪っておいて、学びながら賃金を得る事に不満をもつ外国人労働者はいないだろう。

所得税率が高いのは、職業確保の為の税金だと考えるべきだ。

それに、外国人ワーカーに日本の基準で賃金を支払うなら、彼らは数年後帰国するときは、富豪になって帰国する事になる。文句は無いと思う。

なぜ、外国人労働者を富豪にして帰国させるのか

「なぜ、外国人労働者を富豪にして帰国させるのか。」という疑問もあるだろうが、答えは簡単である。彼らの資本が彼らの祖国で農業を普及する為の資金になるからだ。彼らが祖国の貧困を是正する救世主になるのだから、格差が生じる事には目を瞑りたいと思う。

帰国した外国人ワーカーは、祖国に帰り農業事業の事業主になって、出来るだけ多くの雇用を受け持ち、出来るだけ生産性を向上させるように努める。

貧困に苦しむ地域で、農業が普及・発展する事で地域全体が豊かになる。

そして世界は平和になる。

夢のような社会だが・・・

本当に夢のようなシナリオだが、我々日本人には一人当たり月額5万円が支給されるだけである。

一部のエリートやマイスター達は、仕事が出来るが所得税が高いので、不満も出るだろうが・・・仕事が無いより幸せだろう。

庶民の場合は、月額5万の生活費で清貧の暮らしをしなければならないうえに、仕事は無いのである。

我々庶民は、どんな暮らしになるか?

月額5万の生活費なので贅沢は出来ない。ただ、小さな田畑を所有し、自宅の食料くらいは自給するようにするべきだ。

海が近ければ、漁業もいいと思う。

流通させると、高額の所得税が課せられるので、物々交換など地域内での流通になるだろう。家庭内手工業レベルの労働だが、ワーカホリックを仕事がないという苦痛から救うことは出来そうだ。

ベーシック・インカムの壁

ベーシック・インカムのメリットを考えてみたが、グローバルな視点で考えれば、メリットは無い訳じゃ無いし、世界平和の実現に大きく寄与する事が出来そうだが・・・

最大の壁は、日本の庶民は清貧に甘んじなければならない。

許された仕事は、自家製野菜の栽培と、僅かな漁業だけである。

それが嫌なら勉強してエリートになって国家の中枢を担うか、経営のエキスパートになるか、技術を伝えるマイスターになるか。どれを選択しても狭き門である。

我が国の大衆が、清貧に甘んじて、職業を外国人労働者に譲る覚悟があるのなら、ベーシック・インカムは検討の余地があるシステムだと思う。

ベーシック・インカムの壁は、その一点に尽きるような気がする。

2009年8月2日日曜日

ベーシックインカムについて

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ベーシックインカムが話題になる

以前、ホリエモンのブログで「ベーシックインカム」の話題が取り上げられた。

その後、様々なブログで「ベーシックインカム」の話題が取り上げられていますが、ベーシックインカムの問題点として、挙げられている項目といえば「財源」なんですよね。

ベーシックインカムの財源

「国民全員が働かなくても生活出来る制度は歓迎だけど、働かないなら財源はどうする?」という疑問は当然誰もが考える。

そこで、ベーシックインカムの財源について考えてみた。

まず、年金や失業保険は必要なくなります。どちらも個人が支払っている以上に国が負担しているのが現状ですから、大きな財源になるでしょう。

年金に関しては、10兆円ほど一般会計の歳出に上げられています。
参照:財務省 平成21年度一般会計歳出歳入の内訳(予算)
この10兆円はそっくりベーシックインカムの財源にするでしょう。

また、生活保護にかかる歳出は約3兆円規模で、今後も増加する傾向です。
生活保護のうち、医療や介護など削減できない物もあるので、丸々3兆円が浮くことは無いが、1兆円ほどは捻出出来るはずである。

国の雇用対策費用は1兆6千億が必要なくなると考えられます。

一番大きな財源は、年金や生活保護などに必要な人件費です。窓口業務から審査など、大幅な人員削減が可能であり、人件費は大幅に削減出来るでしょう。

他にも、ベーシックインカムの導入で削減できる国庫負担金は沢山在ると思いますよ。

ベーシックインカムの費用

ベーシックインカムを導入した場合、必要な費用は・・・
一人に対して月額5万円としましょう。
夫婦と子ども二人の4人家族だったら、月額20万円になり充分生活出来る金額になると思います。

月に5万だと仮定すれば、一年で60万円の支給額になります。
60万円 × 1億3千万人 = 78兆円

計算してみると、まだまだ財源が不足している感じがしますね。
しかし、キチンと計算してみると、実現可能な数字のような印象も受けます。

78兆円が必要で、年金や失業保険、生活保護を一元化することで13兆円である事から、一元化に伴う人件費の削減額も、馬鹿に出来ない金額になるであろう事は容易に想像出来る。

雇用対策費は、全く必要なくなるし、ハローワークなどの人件費も必要なくなる。

ベーシックインカムを導入すれば、78兆円くらいは充分に捻出出来ると考えられます。

本来、こんな馬鹿な計算が成り立つわけが無いのだが、国家公務員の高給、恩給に支払われている金額が常識外れの高額である為に、結果的に成り立ってしまったと考えるべきである。

もしかしたら・・・経費削減額の総額は、78兆円を上回る可能性すら感じている。

説得力の無い説明ですが、私自身は重要視していないので、簡単に算出しました。あくまでも仮定と言うレベルで考えてください。

ベーシックインカムは日本には向かない

ベーシックインカムを導入しても、財源は充分だと考えられるが、実際に導入されたらどうなるだろう。

ワーカホリックと称される我が国の国民が、仕事を辞めるだろうか。

ベーシックインカムの最大の壁は、財源ではない。

ワーカホリックから仕事が取り上げられるだろうかと言う事だ。

我が国の国民の多くは、「生活の為に働いている。」と考えているが、実際には働く事に依存している。仕事に打ち込む事で、各種の不安を忘れようとしているのです。だから、仕事を辞めた、または暇になった事で、耐え難い不安を感じるという現象が起こる。

我が国の中小企業の経営者が、採算性の無い事業に執着し、返済不可能な借金を繰り返すのは、完全に仕事に依存しているからだと考えられる。

採算性の無い事業に、必要以上に資金を投入するのは、客観的に見ると非常に非効率的な考え方なのだが、仕事に依存して客観的な視点を失ってしまうのであろう。

これは、経験者にしか理解出来ないと思うが、実際にそういう人ばかりである。

だから、定年退職した人が親戚などに「金は要らんから働かせてくれ。」という変な現象も起こる。

私の経験

以前、赤字企業の経営者をしていたときの事だが、定年退職した親戚から、「金は要らないから、仕事をさせてくれないか。」と相談された事がある。

当時は、まったく理解出来ない相談であったが、今なら充分理解出来る。

ワーカホリックにとって仕事をしないという事は、耐え難い苦痛なのである。

事業を縮小して気がついた事の一つだが、仕事をしない事は、耐え難い苦痛と不安を同時に感じるものだ。

ベーシックインカムについて、私が出した結論

仕事をしてはいけないという訳ではないので、べーシックインカム導入後でも働いていいと思う。しかし、需要は無くなるだろう。

生活に支障は無いが、誰でも働けるという社会にはならない。

ベーシックインカムの導入前に、ワーカホリックの治療の方が必要だと考える。

よってベーシックインカムには反対しないが、先にワーカホリックの治療をしないと、仕事が出来ない不安と苦痛から自殺者を増やしてしまう結果も考えられる。

人が仕事から得ているものは、賃金だけではない。職場の人間関係や情報、社会との接点、生きがい、安心など多岐にわたる。

よって、ベーシックインカムが受け入れられ、雇用が減ることは望ましくないという結論に達した。

他には、こんなご意見もあるようです。
ベーシックインカムについて