選挙
今週末はいよいよ衆院選の投票日ですね。
皆さんは投票に行きますか?
私は必ず投票します。
私の一票じゃ政治が良くなるとは思っていないし、世の中が良い方向に変わるとは思っていません。
よく「投票に行かないなら、政治に文句を言うな。」と言う人が居ます。
その通りだと思うけど、投票に行ったからって文句を言っていいとは思わない。
選挙なんて投票日には終わっているようなモンです。
政治を語るなら
投票したぐらいじゃ社会が変わる訳無いんですよ。
政治なんて、普段の地道な活動が無ければ変わりませんよ。
投票なんて意思表示でしかないんですから・・・
本当に「社会をより良くしたい」と思うのなら、選挙期間じゃなくて普段の地道な活動を頑張るべきなんです。
例えば、何かを変えたいと思うなら、考えの近い政治家を見つけて、一緒に行動するなり、休日だけでも議員さんと話したり、なんかの団体に所属しているのなら、その会合に議員や首長を呼んで討論会をしたり
やるべき事は、選挙期間の前にあるんですよね。
選挙のときだけ投票に行ったくらいで、世の中が良くなると信じているなら、そりゃ大間違いだと思うわけです。
むしろ選挙の数年前から、議員や首長と討論したり、活動のお手伝いをしたり、なにか陳情がある人に議員さんを紹介したり、署名活動やビラ配りに参加したり、そういう地道な活動の積み重ねが政治を変える力になり得るのであって、選挙期間に入ってしまえば支持する候補者の宣伝をしたりする事から始まるんだと思います。
政治家との付き合い
政治家に知り合いなんかいないし、紹介してくれる人もいないと思う人も多いと思いますが、実はそんなに困難な話じゃないです。
例えば、「家の近所の電柱が、道路にはみ出していて危険だから何とかならないか。」と感じたとしましょう。
そんな時には誰でもいいから市会議員さんなどに「電柱が危険だから何とかならないか。」と相談するんです。
恐らく、初めて会う人に陳情されても「わかりました善処します。」と答えてくれる筈です。
そしてめでたく電柱が撤去されたり、移動されたりしたら「有難うございます。」ってお礼を言いに行きましょう。
そして貴方から「私に出来る事があれば言って下さい。そのときは協力させてもらいます。」と言って下さい。
選挙やイベントの度に「是非来てください」ってハガキが届きますよ。
そうやってパイプを作ればいいんです。
初対面の議員さんが陳情を聞いてくれなかった時は、その時が大チャンスです。
対立する議員さんのところに言って「○○議員にお願いしたんですが、初対面だったせいか聞いてくれなかったんですよね」と言いましょう。
対立する議員が断った話だと知れば、目の色を変えて行動してくれますよ。しかもこっちの方が結果的に早く解決したりします。
実は、議員さんたちも有権者からの陳情を待っていたりするんです。議会で発表するネタになるし、対立議員に対する牽制になります。
困ったときは議員を利用する
私がよく使う手ですが、支持者が多くて忙しい与党議員に陳情に行きます。
与党議員は忙しいから、引き受けてくれても中々アクションを起こしてくれない。
その後野党議員にお願いに行くんです。
野党議員は、それこそ必死になって動いてくれますよ。実績と与党批判のネタの両方が一度に手に入るんですから当然ですよね。
国会議員の場合は難しいけど、市会議員や都道府県議会の議員さんなら利用しなきゃ意味がありませんよ。
ただ、個人的な陳情はダメです。出来れば住民の安全・安心に関わる事がベストです。
そして、協力してくれた議員さんのイベントや選挙には出来るだけ顔を出すようにします。
コッチから押しかけなくても、ハガキや電話で誘ってくれます。
その代わり選挙のときはお手伝いを依頼されますが、出来る範囲で協力したらいいんです。
親しくなったら
議員さんと親しくなったら、個人的な相談にも乗ってくれるし、いい知恵や適した人材を紹介してくれます。
そして政治に対して普段から考えている事や不満な事を聞いてもらうんです。
貴方の考えが正しければ、キチンと聞いてくれるし、その積み重ねが政治を変えるんですよね。
親しくなった政治家が、本当に政治を託せる人物だと判断したら、出来る範囲で選挙の協力をしたり、活動の手伝いをしたらいいと思います。
選挙で投票した程度で
選挙で投票したからと言って、たった一票で世の中が良くなるわけ無いじゃないですか。
メディアに流されてポピュリズムに傾倒するのがオチですよ。
本気で政治を変えようと思うなら、普段の活動が大事だと思うわけです。
自分が政治家になるのが一番いいんでしょうけど、政治家になりたい人なんて限られていますよね。
私は、投票するより普段の付き合いや活動する方が、はるかに有効だと思います。
そうすれば、投票するときだって迷いはありませんよね。
選挙に力が入る事は間違いないです。
でも、投票には行きましょうね。まずそこからスタートすればいいんですから。