オリンピック招致問題
2016年の夏季オリンピック開催地が、リオデジャネイロに決定しました。
東京も候補地の一つだったので、個人的には残念だと思うのですが、東京オリンピックに反対する人たちも大勢いたのも事実です。
オリンピック招致のメリット
オリンピック招致に成功しても、限られた予算内で開催する訳ですから、人件費や物価が異常に高額な日本で行うより、人件費や物価が安価な都市で開催するほうが費用対効果に優れているという事は間違いないでしょうね。
IOC委員の選択は冷静かつ公平に行われたと思います。
南米初のオリンピック開催ですから、リオデジャネイロ以外の南米の都市も喜んでいるんじゃないかと推測します。
アジア開催
残念な結果でしたが、日本で開催するなら地方都市が好ましいのではないかと思います。
しかし、やはり物価の事を考えると、アジアで開催するならジャカルタやハノイ、クアラルンプールなどの都市で開催されるべきなんだろうなと思います。
治安や設備を心配する人も多いと思いますが、オリンピックを控えた都市は治安強化をするだろうし、過去の事例を見ても治安が不安視された都市でも、開催直前までには治安が良くなっている。
治安の悪さはサッカーのワールドカップやオリンピックの招致に関しては、ネガティブな要素とはいえないばかりか、逆にポジティブな要因になると思います。
オリンピックの経済効果
オリンピックの経済効果は、会場や設備に投下される費用だけに留まらず、開催中に訪れる人の数が激増する為に多方面に拡大する。
しかも会場や設備に関しては、先進国の企業がお金や技術を持ち込むので、開催地が利する面は大きいと思う。
お金の場合、使ってしまえば終わりなので一過性のものであるが、技術の場合はキチンと取得すれば何度でも使える打ち出の小槌である。
発展途上国にとって、先進国がもたらす技術は打ち出の小槌なのだ。
リオデジャネイロに流れる込む資金と技術
リオデジャネイロにとって、今回のオリンピック招致に成功した事は、今後先進諸国からの資金流入と技術提供を勝ち取った事に等しいという側面を持っている。
もちろん、ブラジルは国を挙げてリオデジャネイロの治安強化をするだろうし、今後リオデジャネイロの治安が良くなる事は約束されたようなものです。
犯罪組織にとっては招かざるイベントかも知れませんが、貧困から開放される人たちも増加するので、犯罪組織を解体して、オリンピックビジネスに参入する人たちも増えるでしょう。
東京が選ばれなかった事は残念ですが、充分評価に値する決定だったと思います。
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