地域活性化
格差社会が進行して、地方の財政は大ピンチですよね。
しかし、困った困ったと呟いていても何も解決しません。
私も、地方に住む一人として、地方の財政再建および過疎化防止についてよく考えます。
江戸時代に確立された中央集権制度は、東京(江戸)周辺の経済には好都合ですが、地方にとっては必ずしも有り難い事ではありません。
この中央集権システムも、いずれ崩壊するだろうと思いますが、今回は地方が生き残る為の方法を考えて見ます。
なぜ、地方は財政危機なのか
それは、中央集権制度の中で、貨幣や物品(産物)が全て中央に集結するからです。
都と道府県の関係は、幕府と藩の関係を保っています。
現在のわかりやすい表現だと、宗主国と植民地のような関係です。 (この表現には抵抗を感じる人も多いと思いますが、事実です。)
植民地の経済は、宗主国より活性化しないんですよね。
活性化の糸口
しかし、貨幣や物品は中央に集められますが、土地そのものを移動させる事は出来ません。
土地そのものの価値といえば、観光資源が真っ先に浮かびますね。
土地が移動できないのだから、風景や景色は移動出来ないのです。
観光資源こそが、中央集権制度で搾取されない地域の資産だと思うのです。
地域活性化の糸口は観光資源だと思います。
観光資源の有効利用
観光資源を有効利用するには、知名度アップと魅力の再発見が必要です。
現在、日本在住の人で、47都道府県の位置を100%答えられる人は少ないです。
九州に住む人は、北陸と東北の違いがわからない人が多いです。
「東海地方ってどの辺?」という人も多いです。
事実、私が「金沢の兼六園」の話をしていたら「東北は良くわからん」という人が数人います。
九州に住んでいるから、九州の事は良くわかるのですが、お隣の四国の事も知らないんですよね。
「道後温泉に行きたい。」「高知は坂本龍馬」「讃岐うどん」は知っていても、道後温泉が愛媛県に所在する事は知りません。香川県地方が讃岐地方と呼ばれる事も知りません。さすがに坂本龍馬が土佐藩出身という事は知っていますが・・・。
現実はそんなものです。
観光資源を最大限に有効利用するためには、知名度アップと魅力を最大限に伝える必要があるのです。
地方の観光PR
では観光PRをするには、どうしたらいいのでしょう。
一番効果があるのはテレビです。
インターネットに押され気味で、視聴率を稼げなくなったメディアですが、まだまだ日本国内では最有力メディアです。
しかし、全国ネットで宣伝するには費用が高すぎます。
ラジオは、テレビほど費用は掛かりませんが、視覚に訴える宣伝が出来ません。
やはり、費用対効果を考えるとインターネットがベストです。
そして、インターネットの中でも、動画配信サイトは最も強力なメディアです。
函館の観光戦略
函館は、YouTubeで観光PRを行っています。
他の観光地でも使える方法
このYouTubeを使ったPRは、何処の観光地でも使える方法です。
YouTubeに動画を投稿して、話題を作ればテレビなどのメディアが注目します。
実際に、私が「イカール星人」というキーワードを入手したのは、テレビでした。
そして、この方法は、全国の観光PRとして非常に費用対効果に優れた方法だと思ったのです。
少なくとも、「函館って北海道のどの辺りにあるの?」って人には、効果がありますよね。
「函館に行ってみたい!」「函館で美味しいイカを食べたい!」という感想を持った人は多いと思います。
寂れた観光地を再発掘すると同時に、名産品や魅力をアピールすれば、大きな効果が期待できると思います。
勿論、観光PRサイトも併用すると相乗効果が見込めます。
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