2009年11月19日木曜日

ボージョレー・ヌーボー2009

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11月の第三木曜日

11月の第三木曜日は、ボージョレー・ヌーボーの解禁日ですね。

先進国の中で、一番早く日付が変わる日本では、世界で一番早くボージョレー・ヌーボーが飲めるんです。

だから、20年くらい前には海外のボージョレー・ヌーボーファンが日本にやって来て、午前0時からお祭り騒ぎをしていましたが・・・今でもやっているのかな。

実は、私は何でも見境無く飲む方なので、当然ワインも好きです。

ボージョレー・ヌーボーって、ワインとして飲むと「美味い」と感じる飲み物じゃないですよね。

とてもフルーティーなので、好きな人は好きなんでしょうけどね。

やはり飲んでみて「まだ若いな」と思うワインです。


ボージョレー・ヌーボー

なんでボージョレー・ヌーボーが毎年大騒ぎになるかというと、日本のメディアが大げさに取り上げるという側面もあるんですが、基本的には「その年の葡萄の出来を占う」という意味があるんです。

だから一部のワイン通は、ボージョレー・ヌーボーを飲んで「今年の葡萄の出来はどうだ」とか「今年の葡萄なら、飲み頃は20年後くらいか。いいビンテージになりそうだ。」なんて事を話してるんですよね。

もちろん彼らは投資に使う訳です。

今年の葡萄は30年後に飲み頃を迎えるから、非常にいいビンテージになる。「高値になる前に100本くらいストックしておくか。」って話になるようです。

ちなみに古ければいいワインって訳じゃ無いです。年毎の葡萄の出来で飲み頃が決まるので、20年後に飲み頃を迎えるのか、40年後なのかって事は、神のみぞ知るって奴で、専門家でもなかなか判定が出来ないんですよ。


日本人向きなワインかも?

ボージョレー地方では、昔から短い時間でワインを醸造する技術が伝わっていたようです。

ボージョレー(地名)・ヌーボー(新酒)は、ボージョレー地方で作られた新酒って事なんです。

葡萄の収穫から1ヶ月くらいで完成するワインなので、非常にフルーティーで甘みを強く残しています。

醸造期間が1ヶ月って事は、日本酒より短いんですね。

甘みが強く、フルーティーな味は、日本人好みなんだろうなと思いますが、普段からワインを飲んでいる人には物足りない味でしょうね。


本当に将来を占えるのか

私も、以前は「葡萄の出来を占ってみようか」と思って、ボージョレー・ヌーボーを飲んでいました。

しかし、残念ながら私のスキルでは、その年のワインが何年後に飲み頃を迎えるだろうという事は解りませんでした。

何年も続けて飲んでいると「今年のワインは昨年のワインより、長期熟成に向いているんだろうな」とか、その逆の事は漠然と解るようになりますが、それが何年後かなんて全く解りませんでした。

そりゃそうですね。

しかも解ったとしても、投資目的でワインのストックを増やす事なんて経済的に無理です。

必要なスキルじゃないから、何年飲んでもそういうスキルが身に付かないんですよね。


それに、有名なワイン評論家・ロバート・パーカーとかヒュー・ジョンソンの評価次第で、価格が一気に変化するので、素人が投資で参入する世界じゃないです。

ちなみにロバート・パーカーの評価が高かったワインは、シンデレラワインと呼ばれ、高額で取引されるようになります。ワインの価格にはロバート・パーカーが採点した点数・パーカーポイントが大きな意味を持っているんですね。


結論

今日は、ボージョレー・ヌーボーの解禁日だったので、ワインにまつわる話にしました。

最後に私なりのボージョレー・ヌーボーの楽しみ方を紹介しますね。

気の会うワイン好きの仲間と陽気に飲む

これだけです。

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