2009年11月22日日曜日

クニガキチント症候群と症候群(シンドローム)好きの日本人

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クニガキチント症候群とは

ネットで見かけて気になった単語なんですが、「クニガキチント症候群」というモノがあるらしい。

当然、即ググってみたのですが、「クニガキチント症候群」を定義したサイトが見つけられなかった。

まあ「クニガキチント症候群」というのは、「国がキチンとしてくれなきゃ」っていう他力本願的な人たちを病気に例えているんだろうと推測する。

日本人は、なぜか『症候群』が好きですね。

何でも病気に例えたがるようです。興味深い傾向ですね。


他力本願

しかし、他力本願で「国がキチンとしてくれなきゃ」って態度は如何なモノかと思うわけです。

国とは、政府とか省庁を指すのだと思うのですが、政府の人選を行ったのは内閣総理大臣です、内閣総理大臣を選んだのは国会です。国会議員を選んだのは有権者であって、我々なんですよね。

間接民主制を採用している我が国では、ピンとこないかも知れませんが、有権者が政府の人選を行ったという事になります。

国民=国という極端な考え方をしている訳じゃ無いんですが、ほぼそれに近いという事も言えると思うんです。

だから「国がキチンと!」という前に、自分がキチンとしなきゃならんのですよ。

有権者がキチンと代議士を選べば、キチンとした代議士が増え、国がキチンとするんじゃないでしょうか。

逆にキチンとしていない有権者が、キチンとしてない代議士を選ぶから、国がキチンとならないって話だと思います。

他力本願主義を捨て、自力本願な考えを持たないと、いつまでたってもボヤキばかりの負け犬根性になっちゃうと思うんです。

愚痴や不平不満を言う前に、自分自身がキチンとしましょうよ。

なんて事を、一番キチンとしていない私が言っちゃうと、実も蓋も無い話になっちゃうんですけどね。


症候群(シンドローム)好きの日本人

まあ、ガラにも無く立派な事を言っちゃった訳ですが、私個人は本当にキチンとしてない「だらしない人間」ですから、だらしなく本題に入るのですが・・・

「今までのご大層な能書きはなんだったんだ!」とか言わないで下さいね。

症候群とかシンドロームって言葉が好きな日本人が、数々の症候群やシンドロームを生み出してきたか、リストアップしたいと思います。

前フリより本題の方がクダラナイってところが、キチンとしていない私らしいところなんです。


のび太・ジャイアン症候群

日本人らしい命名です。

精神障害の診断と統計の手引き (DSM) 第4版では、のび太・ジャイアン症候群、すなわち注意欠陥・多動性障害 (ADHD) は、行動障害に分類される。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

冗談かと思ったら、本当にあったんですね。しかもかなり深刻な症状のようです。


みのもんた症候群

これまた凄い日本人的命名ですが・・・

みのもんた症候群(みのもんたしょうこうぐん)は、みのもんたが司会を務めていた「午後は○○おもいッきりテレビ」及び「おもいッきりイイ!!テレビ」(日本テレビ系、両者共に終了)をはじめとするテレビ番組の健康情報を見た視聴者が、番組が勧める健康法を過信して実行し、体質に合わないものを摂取するなど、医師による治療の妨げとなる行為をしてしまうこと。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

たしかに、こりゃ深刻だといわざるを得ない。だって医師の治療の妨げになっちゃまずいでしょ!

そら番組終わるわな!


恋愛回避症候群

これも日本人的な命名で、なおかつ深刻ですね。

恋愛回避症候群(れんあいかいひしょうこうぐん)とは、恋愛を回避してしまう症候群である。 例えば、恋人が欲しいと強く願っていても、恋人ができない。もしくは恋人がいても恋愛がうまくいかない 場合、潜在意識の中で恋愛を回避しているのである。原因としては、児童期の異性との付き合いにおいてのなんらかの欠陥をひきずる場合。母親(父親)との人間関係が影響している場合がある。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「この病気の特効薬が見つかれば、我が国の少子化が止められるかもしれない。」とか思ったけど、我が国の少子化は、そんな単純な問題じゃ無いような気もする。


サザエさん症候群

アニメ関係が多いな。しかしこの病気も深刻だ。

サザエさん症候群は、日曜日の夕方 - 深夜、特に日曜日の夕方6時30分からフジテレビで放送される『サザエさん』を見た後、翌日からまた通学・仕事をしなければならないという現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

しかしこの場合、サザエさんには気の毒な命名だなあ~

主人在宅ストレス症候群

まさに現代日本を象徴するような病気ですね。

主人在宅ストレス症候群は、夫が1日中在宅するようになることで、妻が病気に掛かってしまう病気の一種。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

歌舞伎メーキャップ症候群

この病気もまた深刻ですね。

原因不明の精神遅滞を伴う奇形症候群で、歌舞伎役者のメーキャップに似た顔貌になるらしい。25000~40000人に一人の割合で発症するらしい。


ネーミングとはかけ離れた深刻な病気が多いんですね。

もう少し深刻度が伝わるネーミングを希望します。


海外発の症候群

ちなみに海外発の症候群も紹介します。

不思議の国のアリス症候群

不思議の国のアリス症候群とは、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられる主観的なイメージの変容した状態である。

ピーターパンシンドローム

ピーターパン症候群は「成長する事を拒む男性」として定義されている。

日本発その他

  • 軽井沢シンドローム(漫画 原作たがみよしひさ)
  • ユニットバスシンドローム(映画 監督山口智)

など、日本人は「症候群」とか「シンドローム」というキーワードが好きなんですね。


最後は綺麗に締めたいので・・・海外から

ナイチンゲール症候群

ナイチンゲール症候群とは、世話をする者とされる者の間に愛が生じる心理のこと。クリミア戦争当時、入院中の負傷兵たちが、自分たちを看護するフローレンス・ナイチンゲールの影に接吻したと伝えられることからこの名がある。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私は、ナイチンゲールやキング牧師が関連すると無条件に感動してしまうんです。

傷ついた兵士が、ナイチンゲールの影に接吻したってエピソードは、本当に素敵なエピソードですよね。

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